普通ってなんだろう。ふつう…
普通になろうと思う人、普通が嫌な人、色々いるんだなと感じられる不思議な対談でした。
お坊さんて、意外と多趣味だったり、若い時やんちゃしてるんだよな、と思っていたら、想像以上に幅の広い方でビックリしました。
マジョリティとマイノリティ
普通、という言葉を調べてみたら、このような説明がかかれていました。
「いつ どこにでもあるような ありふれたものであること。他と特に異なる性質をもっていないさま。」
わかるような、わからないような。
ふつう、と私たちが使う時、どんな意味合いで使っているのだろう?
ふつう、とセットなのは「みんなおなじ」とかだろうか?
芳麗さんは、生まれも育ちもほとんど日本だけれど、外国籍をもつお父様と日本人のお母さまの間に生まれ、岩手県で幼少期を過ごされたそう。
《自己紹介》地図のない時代のライフキャリアを探して。心の庭を育てよう🪴 | 芳麗 | 文筆家「芳麗の女と文化の話café」/ Voicy - 音声プラットフォーム
自分の出自、見た目、考え方が周囲の人と異なるという事の恐怖をお分かりだろうか?
東京などの大都会ならいざ知らず(東京でも往々にしてよそ者をはじく文化はあるだろうけれど)、東北地方独特の「よそ者を受け付けない感じ」を体感したことのある身としては、その時点で気がめいってしまう。
大多数に入れない、でも自分の場所を作っていけない、そんな苦しみは、やはりしんどいと思った。
嫌いなものの話
実はこのテーマ「普通ってなに?」は大愚和尚さまの高校生のお嬢さんが希望したそうで。この、シンプルすぎて鋭すぎる!と思ってしまうテーマ、高校生の女の子が考えたと思うと、なんだか勝手に胸が締め付けられてしまいました。
和尚様は、子育てをする上で、体験してみる前に「嫌い」と決めつけるのはよくない。と言い聞かせているようで。(すんごい立派。うちも真似しよう。私自身がね。)その結果、「たいして嫌なことや嫌いなことが無い」ということがあったそうな。
学校で、「NO」と言う課題があったようなのだけれど、おそらく、そういう対象が思い浮かばず、叱られた、と。
親としては、「それの何がいけないの?」と思うのと同時に、「我慢させているのか?」と責められているみたいで怖い気もする。そして、何もかも受け入れてしまう女の子って、確かに危ういと思われてしまうかも、なんて思いました。
あまねく通ずる
普通、というとありふれた、特別でない、というなんとなくマイナスなイメージがありがちですが、
あまねく通ずる、通用することなのですよ、というお話しがあり、なんかすごい目がひらいた気がしました。
どの国に行っても、通じること、どの人にも、通じようとすること。
私にも、そういうポイントがあるのかな、育てていけるのかな、そんなことを考えました。
笑ったポイント
修行を重ねた和尚様でも、きれいな人やFカップには目を奪われ、「おお!」と思うことはよくあるそうです。
でも、声をかけたり、ストーキング行動にでなければセーフ。
頭の中は、自由、という事ですね。