父の七回忌の為、実家に帰っていました。
もう6年も経っていたのか!とビックリしました。
日本の風習って数え年とかだから分かりにくい笑
自宅での法事が緩すぎた
お寺でやろうと画策していた母でしたが、きちんと寺の都合を考えてなくて笑
自宅にお坊さんを呼んで、そのままの流れでご飯を食べるという形になりました。
お寺に行くなら多少ちゃんとしろ、と言われていましたが(キラキラしたのが付いたのはやめてくれ、程度)、自宅なので何でもいいとの事…。
ジーパンTシャツ姿で合掌しててちょっとウケました。
6年間色んなことがあった
6年も経つと、色々な変化が訪れますね、とお坊さん。
私は1社目を退職して結婚して、引越して子供ができて、また引っ越して退職して…再就職して今って感じ。
要約するとサックリだけれども、とりあえず転居が多すぎた…まぁ、あと2回は転居があるでしょう。
別に転勤族でもないのに(夫は一応転勤ある仕事だけども。実際1度転勤している)、こんなに転勤するってマジ?転居大好きおばさんじゃー!!!!
食材を成仏させる
法事の後に仕出しとかを食べながらお坊さんがお話しされていました。
普段の食事作りは奥様がやっているけれど、修行時代はよく作っていたとの事。
お寺の食事といえば精進料理。肉も魚も使えないので、味気がない。だけれど、師匠が味にうるさかったようで、かなり鍛えられたそうです。
「食材を殺すな!作るならうまく作れ!それでこそ食材が成仏するのだ。」
という教えが印象深い。
道端に転がる石ころにも仏性(仏となれる性質)があるわけだから、まぁ師匠の言うことも分からんでもない!
私は料理が上手いほうでは無いけど、昔よりは上手くなってると思うので、「徳を積んでるなぁ」なんて感じるようになりました笑。
今年で終わり、とも言うけれど
最近は33回忌までやるお家が減ってるんだろうか。私も「そんなにやるの?!」とびっくりしたわけですが、この超高齢社会、少子化、晩婚化なんかを考えるとそうだなぁ、と思うわけです。
次回は十三回忌な訳ですが、「その頃には孫が中学生に上がるからやめようかな」なんて母がこぼしてますね。
父の命日は4月頭なので、寒いし休みにくいってのもありまして笑。
時期をずらしてやってもいいなぁ、とか。
葬式とも一周忌とも三回忌とも違った気持ち
父の生前は殆ど実家に帰らなかったけれど、法事だけは行こう!という気持ちになるのは何でだろう。
葬式は何だか、悲しかった。やっぱり、家族に大方嫌われていた父だけど、私の中にはいい思い出もあるし、私は好きな所もあったから。
一周忌は「とりあえず事後処理が終わった!」って感じ。自分の事も色々あったから、一瞬。
三回忌は、お坊さんのお話しを楽しんだ感じだった気がする。
今回は、やっぱり日常なんだなーっていう感想を抱きました。家でやったからだと思うんだけど。
最近は父親の事を思い出すことはほとんど無いので、嫌な事も思い出さない。
人が死ぬってことは肉体の死の他に、記憶から消されるって事もあるんだけれども。
父がどんどん消えていくんだなーってちょっとだけ実感しました。
その代わり、家族の新しい話が出てきたり、犬や猫が増えてたりと話題は尽きないのだけれども。
総じて穏やかな、法事でしたよ。
以上