最近、ジェンダー差別的な問題に興味が出てきたんだ。
前からあったのかもしれないけれど。
女らしさとか男らしさとか、そういった観念がどうやら胡散臭いものらしいというのは中学生くらいに感じていて。
私はどちらかというと女らしさが足りないという部類に入っていて、「どうせなら男になりたかった」みたいな拗れ方をしていたように記憶している。
髪の毛がサラサラのストレートじゃない。
優しい言葉遣いができない。
相手(特に男性)を立てることができない。
スカートを着るのがどことなく恥ずかしい。
化粧をするとからかわれるのではないか。
色々ぐちゃついてはいるけれど、女性らしい振る舞いをすると「どーしちゃったの?!」と言われるタイプだった。
最近引っかかるのは、お嫁さんはこうだよね、旦那さんはこうだよね、女の子だねー
の3つ。
お嫁さんはこうだよね
妻は夫の実家に帰省して家事を手伝う。夫の健康管理をする。
結婚して3年。実家には年に1度行けばいい方。祖父母は全て他界しているので行かない。元々母親も「帰ってこい」と言わないし、遠いし何も無いので頻繁に帰ってもする事が無いから帰ってないのだけれど…。
夫の実家には毎月行っているし、その祖父母も両方毎年1回ずつ行っている。しれっと手伝わないようにしているけれど、女性達がくるくる動いているのを見ると、えも言われぬイヤーな気持ちになる。どうしたいのかは分からないけれど、何故こんな空間になっているんだろう?と不思議な気持ちになる。
当然のように夫の家族の帰省に都合を合わせている感じも気持ちが悪くなってきている。どの家族ももてなしてくれるし、気を使ってもらっているなとおもうのだけれど、何かこの変な圧力みたいなのが嫌だなぁと思ってしまう時もある。
旦那さんはこうだよね
男性にも何か圧力がかかってるな、と思ってしまうことがある。
私の夫は、プロポーズしてくれたときに「しずさんを守れるように頑張る」と言ってくれた。
なぜ私は守られる側で、なぜ貴方は守るがわなのだ?とちょっと思った。まぁ雰囲気的なものなのかな?とも思ったのでスルーしたけれど。
結婚するとなった時や結婚式の時にも夫には「嫁さんを幸せにしてやるんだぞ」という言葉がたくさんかけられた。
幸せって誰がもたらすものなんだろう?とふと考えてしまう。一方的に押し付けられても良くわかんないし、男性、責任重すぎじゃないか?
女の子だよねー
最近特に違和感を覚える。
ハム子は最近おままごとにハマっているのだけれど、その様子を見てはいろんな人から「女の子だね、いいね」なんて言われる。
情緒が育っているのでいい事ではあると思うのだけれど、女の子だよねーって何か変だなーって思うのだ。
よく行く子育てサロンでは、おままごとセットを男の子たちが奪い合うように遊んでいるし、乗り物のおもちゃで楽しそうに遊ぶ女の子もたくさんいる。ハム子の最近のお気に入りは乗り物パズル図鑑だし…。
そういった話を聞く度にどう受け答えしたらいいか分からない。
女の子だからその遊びが好きという訳では無いのに、大人の声掛けで好きなものを好きと言えなくなったら可哀想だなと思ってしまうのだ。
女の子らしくていいね、と言われるのはまだいいけれど、女の子なのにだめね、と言われてしまう可能性がとても辛い。
私は思春期にこじらせて女の子らしい事を拒否した時期があって、そのせいかハム子に「女の子なんだからこうしなさい」とか言いたくないのだ。男とか女とか関係なく、人として接したいのだ。
性差別っていやだな。
男、女なのにこれができないなんて失格。
最終的には人間失格!とさえとらえてしまうのではないかと思ってしまうのです。
飛躍しすぎなのかもしれないけれど、今まで生きてきて嫌だなーと思っていたことがあるので書いてみました。
半分は夫の実家への愚痴じゃねーか?と思われるかもしれませんが、これも1つの形だと捉えていただければと思います。
以上
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