子供の写真を整理していたら、新生児時代の写真が。
母乳のため黄疸が出て、まだか弱くて、表情なんて殆どない。
当時は産み落とした生命を何とか維持しなくてはという使命感でお世話をしていたのだけれど、今ほど「かわいい」という気持ちはなかったような気がする。
そもそも子供が苦手で(それは慣れていないからなんだけど)、夫が「欲しい」と言わない限り子をもうけるつもりはなかったのだけれど、希望があったのでそのようにした。
妊婦健診の時からエコー写真を見ては「可愛い」と連呼する夫。
産まれた瞬間にも立ち会い、その時からずっとメロメロ。泣いても寝てても「可愛い」。
私はというと、新生児なんて見たことがないから「こんなにヒョロヒョロなんだ…」とかそういう感想を抱いていた。
夫が可愛い可愛いと日々言うものだから、毎日せっせと写真を撮っては送るようになり、こんな事が出来た!などのコメントも入れるようになった。
自分のことを母親として認識してくれているときちんと分かった時はとっても嬉しくて、その時にはもう私もメロメロになっていた。
夫が「可愛いね」と言ってくれていなかったら、今ほど娘のことを可愛いと思えていたか自信がない。
そのくらい当時は必死で、可愛いとかは二の次で、自らの責任の重大さに冷や汗をかいていたような気がする。
と言うようなことを夫に話したら、やっぱり「だってハム子は可愛いもん」との事。
可愛いねとか、楽しいなとか、そう言うことを共有できる相手がいるってすごく有難いことだなと感じたのでした。
以上
夫と並ぶとめちゃくちゃ小さいけど、大きくなってきました。