しずです。
もうそろそろ大学入試の二次試験や合格発表の頃だそうですね。
前に書きましたが、大学入試で浪人しました。
今日は合格発表の日の事を思い出します。
浪人は悪くないけどやっぱりしんどかった
上がらない点数、初めての環境。
自分としては頑張っているつもりなのに一向に点数が上がらず、「もっと頑張らないと」と言われた時の悔しさ。
個別指導を受けたかったけど親にこれ以上お金をかけさせたくなくて、生活費を削って授業料を支払いました。今思えばもう少し連絡を取ったり、金銭的援助を乞うても良かったような・・・。浪人させてもらえるだけでも贅沢だったので、そうも言えませんね。
入試当日の心細さは異常
いくら浪人生が多いとはいえ、やはり現役生や地元の受験生が多かったです。
試験の合間時間や昼休みの時に、和気あいあいとリラックスした様子で過ごしている他の受験生を見て、「気にしてはいけない」と思いつつやはり気にはなりました。
特に、漫画やドラマであるような、頑張れ!っていうメッセージのつまったお弁当を持ってきている子がとても羨ましかった。
通っていた予備校はかなり面倒見が良かったし、受験した大学には友達(コリラックマに恋する男子の写真練習帖のmadさんがその一人)が通っていて、色々情報をもらっていたけどやっぱり不安なものは不安でした。
余裕のふりして一人で合格発表を見に行く
自己採点では一応大丈夫なんじゃないか?と先生に言われてはいたものの、現役受験のとき自己採点が全くなっていなくて全滅した身。自分の事は信用できない!という点では完全に信用していました。
予備校のパソコンは込み合っていたので使えない。
午前中は人がいっぱいる。
万が一落ちていたら辛すぎると思い、ゆるゆると午後見に行きました。
目がかすんで番号が見えない!
震える手…地下鉄に乗りながら、持っているか確認したから受験番号の紙がくしゃくしゃになっていました。
自分の番号と掲示版を見比べる。
私は緊張すると視力がめちゃ下がる。というか視界狭くなる。見えにくいながら、それらしき番号を見つけた。
しかし私は自分が信用ならないという事を知っているから、何回も、何回も紙と見比べていた。
そこにサークル勧誘のお姉さんがやって来て、「一緒に探しましょうか?」と言ってくれました。
やっぱり数字はあって、「間違いないですよね?!」と3回も聞いた。
いつの間にかお姉さんのサークルの人たちに囲まれていて、
「記念に胴上げしよう!」と言われた。
舞い上がりすぎて、宙にも舞った。
解放感から何でも受け入れる
胴上げを終えて帰ろうとした時に新聞とテレビの取材も受けた。
「合格おめでとう!将来はどうしたい?」と聞かれて
公務員に、俺はなる!とか言ったけどならなかったなぁ・・・。
地元の知り合いからめちゃくちゃ連絡が入って、嬉しかったけど恥ずかしかった。あの時何か営業掛けられたらカンタンにサインする自信がある。
合格発表の日はたくさん営業掛けられるから。気を付けたまへ、受験生たち!
母との電話
ひと騒動終えた後、母親に電話した。
私「受かったよ」
母「よかったね。」
その声は震えていました。
しんどいことがあっても、滅多に泣かなかった。
どんな困難があっても、「まぁ何とかなるでしょ」と言って切り抜けてきた。
そんな人が電話越しであれ、泣いていた。
ビックリしすぎて、つられて泣いた。
昔からめちゃくちゃ褒めてくれる母親だったけれど、この日の「よかった」は本当に良かったなぁって思った。
表現が下手だけど。
恩返しは、出来ていない。
母が私にくれたものを、私は全然返せていないなぁと思う。
でもまぁ本人から何も要求されないから、私がこうして元気に暮らしていればそれでいいのかな。
さしあたっては、旅行に行ったらそこから手紙を書いて欲しいと言われたので、ちょっとずつ絵葉書を送ろうと思います。
やっぱり泣いてしまう
どうして泣いてしまうのかは分からない。
一生懸命やったから
大好きな母が泣いたから
合格が嬉しかったから
不安から解放されたから
全部当てはまるかもしれません。
良くわからんけど 、ふと思い出しては一人で涙ぐむ。
次にうれし涙を流すのは、あなたかも。
頑張れ!受験生!
以上